2022年11月27日日曜日

「長崎県剣道連盟居合道部・古流研究会」に行ってきました。

 2022年11月27日(日)

「長崎県剣道連盟居合道部・古流研究会」に行ってきました。

雲仙市愛野町/愛野小学校体育館でありました。

「長崎県剣道連盟居合道部・古流研究会」に行ってきました。久々の開催で人数も少なかったのですが、行って、見て、体験して参考になることが多くあった古流研究会でした。

本来なら全剣連派遣特別講習として2日間の講習が予定されていましたが、コロナ禍のため派遣講習は無くなり、代替えとして長崎県剣道連盟居合道部で古流研究会として行われたようです。

 今回は大村の川辺先生による講和から。「長崎における古流の流れについて」と題しての話しでした。長崎の居合道の歴史は大村藩が大きく関係していて、大村藩の流派が「一刀流」→「新陰流」→「神道無念流」と変化したらしい。余談として、大村藩が神道無念流となったが、他の神道無念流との違いがあるため頭に大村を付けて「大村神道無念流」としたそうです。あとはググってくださいね。

 掛け軸の話。中山博道(夢想神伝流を創始した人)から寺井知高から永江又三郎から現代に譲り受けたらしい。読める人は読んでみて!

 寺井知高「知高流」について。中山博道から教えをもらった寺井知高ですが、またまた夢想神伝流が他とは少し違うため「知高流」としたらしい。歴史の話しを聞くと、もっと聞きたくなる楽しみがありますね。ほぼ30分ほどの話でしたが流れが聞けて良かったです。

~古流はやり方も違います~ 持ち方、礼の仕方、刀の置き方などなど。

今回も「無双直伝英信流」「夢想神伝流」に分かれて講習したのですが、私は「夢想神伝流」の方にいたのでこちらだけ書きますね!「無双直伝英信流」さんの方は、今回の動画(下の方にあります)のみでの紹介となります。

古流初心者にもワンツーマンで指導してました。古流は各道場で違いかあって、流派や教える先生や伝わった過程やらもろもろあるため、違いがあってもそれはそれで良い!初心者には丁寧に指導ですね。

やはり難しい「流刀」。やり方も違えば、理合も違う!質問が飛び回ってました。なかなか良い雰囲気でやってましたよ。ちょっとした所も聞ける雰囲気っていいですよ~。

あっという間に時間が過ぎるので、奥伝の立居合まで駆け足になってしまいましたね。理合いが...。理合いが...。皆さんそれぞれ違っていて参考になったりならなかったり(笑)。

この本「私の居合(永江又三郎)」。ネットオークションで36,500円で落札してました!高価ですね。口伝えではなく、文章や動画など先人の教えが伝わればいいですね。

川辺先生。頑張る!水を得た魚のように指導に熱が入ってましたよ。よく見ると「瀧落」にも上からと水平に突くのもあって、よくよく見ると刃が上だったりもします。余談として、包丁で人を刺すとき刃が下より刃を上にして刺したら、罪が重くなるらしいです。(叩き落せないから、だって。)

~講習会最後には演武~ 動画は限定公開設定としました。

「無双直伝英信流」「夢想神伝流」の演武の発表をしました。指定技は初伝より(受流/流刀)(月影/勢中刀)。中伝(自由2本)。奥伝(自由2本)。6本の演武となりました。
動画は「無双直伝英信流」の動画です。「夢想神伝流」は演武していたので動画撮影できませんでした。皆さんまた 楽しい講習会やりましょうね!

◆◆◆ あとがき ◆◆◆

 更新が遅くなりました。何だかんだで忙しい!!&サボってました(笑)。今回の古流研究会は奥伝までやれて良かったです。前回は中伝までしか出来なくて不完全燃焼でしたからね。そして、来年度は「古流講習会」としてやるらしいですね。古流は何らかの形で残していかないと、消えていくかもしれませんね。できるなら動画で残したいですね。

古流の練習。夢想神伝流・初伝「初発刀」